ツール・ド・フランスパート1
突然ですが、皆さん「ツール・ド・フランス」というのはご存知でしょうか?
世界的にはサッカー「ワールドカップ」とかと並んで称される大きなイベントなんですが、日本ではいまいちメジャーではありません。
詳しくは知らないけど、名前だけでも聞いたことがある方は大勢いらっしゃると思います。
フランスでは国民をあげて盛り上がる一大イベントです。
2009年の大会ダイジェスト
期間中はスポンサーの山車が走って、お菓子などをばら撒いて大会を盛り上げます。
今年は7月3日から7月25日まで「ツール・ド・フランス 2010」が開催されます。
そういうことでタイムリーな話題として「ツール・ド・フランス」をメジャーな大会にするべく、何回かに分けて説明していきたいと思います。
今日は「ツール・ド・フランス」の概要についてお話します。
フランス全土約3300km、高低差約2000mをほぼ1周、21日間かけて自転車を使って走り抜けるわけですが、平坦コースや山岳コースなどバラエティーに富んだ内容となっています。
距離も8kmのタイムトライアルから200kmを超えるグランフォンドもあり、それぞれ得意とする選手がいます。
最終的には各ステージの合計タイムを計測し、少ない選手が優勝となります。
大会は1社ないし数社のスポンサーの名を冠した9人編成(最低6人)のチームが、20〜22チーム参加して争います。
各チームにはエースが存在し、彼を勝たせる為にチームのメンバーは風除けになったり、たくさんの飲料水を背中に担いだり、他のチームのペースを乱すために、リタイヤありきでハイペースで引いたり(先頭を引っ張ること)、時には自分のバイクを提供したりもします。
つまりエースをできるだけ上位の順位にゴールさせることが彼らの目標であるわけです。
パッと見た目個人戦のようですが、チーム戦なのです。
観戦する側としてはとかくエースに目が行きがちですが、縁の下の力持ちである彼らのサポートがあってエースは初めて実力を発揮できるのです。
ちょっと見方を変えて彼らの献身的な活躍ぶりにも注目するとより面白いと思います。
今日の走行距離 46.95km(20:30追記)